2007年03月16日

フランス映画祭2007 『輝ける女たち』

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『輝ける女たち』
Le Héros de la famille
監督:ティエリー・クリファ
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、ミュウ=ミュウ
ジェラルディン・ぺラス、ジェラール・ランヴァン、ミヒャエル・コーエン
クロード・ブラッスール

公式サイト:http://www.kagayakeru-movie.com

****あらすじ****

ニース。キャバレー「青いオウム」を経営するガブリエル(クロード・
ブラッスール)はアルジェリア出身のユダヤ人。かつては有名な
マジシャンだった。店では女装姿でリップシンキングのショーをする
人気のディーヴァ。しかし。店の財務状況は破綻寸前だった。

叔父ガブリエルを父のように慕うニッキー(ジェラール・ランヴァン)は
15歳の時に彼に弟子入りした。一時は彼らのマジックショーが
テレビの人気番組だった。今では、かつての勢いはないが。
「青いオウム」でマジックを披露している。

ある晩、ガブリエルが海に身を投げて自殺した。葬儀で久しぶりに
顔を合わせたガブリエルの家族。そっけない。ぎこちない。
ガブリエルの遺言の内容は、誰もが期待していないものだった。
ニッキーには男性用の衣装、後妻のシモーヌ(ミュウ=ミュウ)には
女性用の衣装一式。それ以外の物は全て、彼の子供であるニノ
(ミヒャエル・コーエン)とマリアンヌ(ジェラルディン・ぺラス)に
託された。一同、「そんな…困る」ニノもマリアンヌも、パリでの
仕事や生活がある。
自分が店を任されるものだと思っていたニッキー。ガブリエルに
裏切られたような気分だ。以来、ニッキーはガブリエルの亡霊と
対話するように。

実は、ニノもマリアンヌも、ガブリエルの本当の子供ではない。
彼らの父親はニッキー。ニノはニッキーと先妻アリス(カトリーヌ・
ドヌーヴ)との息子、マリアンヌは後妻ニッキーとシモーヌの娘。
シモーヌは、ガブリエルとニッキーのマジックの助手だった。
ニッキーとシモーヌは幼馴染み。一緒にアルジェリアからニースへ
やって来た。ニッキーとアリスは以前、夫婦だった。ガブリエルは
ニッキーを愛していた。彼らの家族関係は非常に複雑なのだ。

ニノは会計士。大学生のボーイフレンドがいる。父親ニッキーに
似ないように努力してきた。父の人気番組も見たことがなかった。
マリアンヌは雑誌の編集長。夫とは別居中だが。養子が欲しい。
その訳は、彼女の両親。子供は欲しいが、血筋を断ちたいのだ。

相続税を払うため、相続したキャバレーと邸宅を売却しようと
決めた兄妹だが。「青いオウム」に関わっていくうちに、様々な
過去のわだかまりが少しずつ解けていく。
そして。アリスの人知れぬ過去が明らかに。キャバレーの
宣伝担当だったというが。実は…。

************

この作品で、何度も出てくる台詞がある。
「サメは眠っている間も泳ぎ続けないと、死んでしまう」
秘密を抱えていても、わだかまりがあっても、思いを秘めていても。
言いたいことが言えなくても。人は常に前を向いて生きなければ。
いつか、誤解が解けるかもしれない。

豪華スターが勢ぞろいな上に、人間関係が非常に複雑だ。
頭の中に相関図を描きながら見ないと、途中で訳が分からなくなる。

波が低いニースの海に入って自殺とは。あまり、ありえない話だが。
それは、さて置き。南仏好きな人にとって、ロケーションが魅力的。
一瞬映っただけで、すぐにオッ!と気がつく場所が満載だ。
ガブリエルの豪邸や墓は、ニースの旧市街や港を臨むフェラ岬に。
カトリーヌ・ドヌーヴ演じるアリスが滞在したのはニース屈指の
超高級ホテル、ネグレスコ。エマニュエル・ベアールが演じたレアは
ヴィル・フランシュのホテル・ウェルカムに滞在していた。
傷心のニッキーが訪れたのは、モナコの水族館。
最後にガブリエルが現れる場所は、天使の湾。

予告編を見て、ヴァレリー・ルメルシエが演じたキャバレーの
振り付け師が気になった。彼女も絡んで来るのかと思っていたが。
意外と出番が少なく、残念だった。いやいや、だが、しかし。
実際は、相関図に関係してくる人物なのかもしれない。

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2007年03月15日

フランス映画祭2007 オープニングセレモニー

昨年はお台場だけで見たので、六本木会場の様子は知らないが。
今年はセレモニーというよりは、簡単な舞台挨拶だけだった。
フランス映画祭横浜の時代に比べ、何ともお粗末なセレモニー。

団長のカトリーヌ・ドヌーヴの持つ存在感。大女優のオーラが
まばゆい。鮮やかな緑色のベルベットのドレスはデザインが
微妙だったが。

横浜で開催されていた時にも、気になっていたこと。
オープニングセレモニーが終わると、足早に去っていく関係者の
多いこと。パシシフィコ横浜で行なわれていた時は、定員数を
はるかに超えて入場させていたため、階段に座ったままの状態で
オープニングセレモニーを見ていた観客達が空席を埋めていた。
今回は全席指定のため、空いた席はそのまま。
これでは、作品を楽しみにしていたのに、チケット完売で涙を
飲んだ人達に申し訳無いのでは。

オープニングセレモニー専用のチケットを別に発券できないか。
又は、ウィンブルドンのように、帰っていく人のためにチケットを
リユースできないものか。

蛇足その1。
オープニングセレモニーが始まる前に。招待客の席の辺りを
見まわしてみると。
寺島しのぶさんがダンナさんと来ていた。黒い着物に金糸の帯。
シックな装いで素敵だった。テレビで見るよりも小顔で華奢だ。

蛇足その2
プレリザーブでチケットを手配したが。自分の座席番号を見て
最後方の右端の席だと勘違いしていた。行ってみると。
後方ではあるが、ど真ん中。
カメラを持っていかなかったのだが。持っていけば良かった。
というのも。頭の形がきれいなスキンヘッドの眼鏡姿に弱い私。
まさにドンぴしゃりなカメラマンがいた。セレレモニーの間ずっと
彼の美しい後頭部を眺めていた。
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2007年01月30日

訂正

今年のフランス映画祭。
4日間開催されるのは、メイン会場のTOHOシネマズ六本木だけ。
お台場シネマメディアージュとTOHOシネマズららぽーと横浜では
17日と18日の週末だけの開催になっている。

お台場で見るならば、映画が公開されてから見る方がいい。
映画祭に行くとしたら、六本木か。見に行けるだろうか。
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2007年01月29日

フランス映画祭2007

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みなとみらい地区でフランス映画祭横浜の復活を期待していたが。
今年のフランス映画祭は、関東地方では3月15日から18日まで
3ヶ所での開催だ。長編15作品、サプライズ1作品、短編8作品。
出品作の詳細はあるが、上映スケジュールが発表されていない。
開催地は、お台場のシネマメディアージュ、TOHOシネマズ六本木。

そして、TOHOシネマズららぽーと横浜。3月15日にオープンする
神奈川県内では最大級のシネマコンプレックス。
横浜=港町のイメージからすると。随分と山奥に移ったものだ。
交通の便が悪いので、集客できるのだろうか。

今年の団長は、カトリーヌ・ドヌーヴ。
年々、来日するゲストの数が減りつつあるが。今年はどうだろう。
ミッシェル・ゴーンドリー監督作に出演している、シャルロット・
ゲンズブールと、ガエル・ガルシア・ベルナルの来日に期待したい。

フランス映画祭2007の公式サイトはこちら:
http://www.unifrance.jp/festival/index_pc.php
posted by zooom at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス映画祭2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする