2007年12月23日

映画でしりとり 『素晴らしき哉、人生!』

『ニュー・シネマ・パラダイス』に続き、78回目は、

『素晴らしき哉、人生!』
It's a Wonderful Life
監督:フランク・キャプラ
出演:ジェームス・スチュワート、ドナ・リード、ライオネル・バリモア
ヘンリー・ラトヴァース

****あらすじ****

クリスマスの夜。ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)は、川で飛び込み自殺をしようとしていた。そんな彼を天上から
見守る二級天使(ヘンリー・ラトヴァース)の声が。
ジョージの人生が回想される。

小さな町で育ったジョージ。子供の頃から、何かと運に見放されて
いた。いつも、ことある毎に。逆境にばかり遭ってしまう。
ソリ遊びをしていた弟が真冬の池に落ち、助けたジョージは片耳の
聴力を失った。世界一周旅行したいという夢があり、大学卒業後に
旅行会社に就職するが。住宅金融会社を経営していたジョージの
父親が過労で急死した。取締役会で社長に推されたジョージ。
弟が大学を卒業するまで社長を務めることになった。

ジョージの父親は貧しい人たちに低利で住宅を貸し、住民達からは
尊敬されていた。優しい性格のジョージも父の意思を継いだが。
会社の経営状態は厳しい。町の大物ボスである銀行家のポッター
(ライオネル・バリモア)はジョージの父親を目の敵にしていた。
息子のジョージにも、当然よく思っていない。

大学を卒業した弟。大きな工場主の娘と結婚したため、弟は工場を
継ぐことに。ジョージの旅行の夢は破れてしまった。仕方ない。

1929年。幼馴染のメリー(ドナ・リード)と結婚したジョージ。
新婚旅行に旅立とうとした矢先に。またしてもジョージに不運が
襲う。世界大恐慌。ジョージの会社も煽りを受け、預金解約を求め
顧客が押し寄せ、大騒ぎになる。ジョージは旅費用の5000ドルを
貧しい預金者達に払い戻し、急場をしのいだ。またしても旅行する
夢の実現を阻まれてしまった。ついていない。でも、仕方ない。

4人の子供に恵まれ、幸せな生活を送るジョージ。会社の業績も
好調だ。ポッターはジョージの邪魔をしようと企んでいた。

第二次世界大戦が起こり、海軍将校として従軍したジョージの弟が
大統領から勲章を称えられた。お祝い騒ぎにまぎれて、ジョージの
会社の社員でもある叔父が会社の金8000ドルを紛失してしまう。
偶然にも、ポッターの手に渡ってしまった。ポッターはジョージを
助けるどころか、ジョージを脅迫する始末。会社には会計検査官も
やってきて、逮捕状が出された。

災難続きで、つきに見放された人生に絶望したジョージ。不運な
人生を自ら終わらせようと、橋の欄干から飛び降りようとした瞬間。
彼よりも先に、老人が身投げをした。慌てて助けるジョージ。
クラレンスと名乗る老人は、実は翼のない二級天使(ヘンリー・
ラトヴァース)。翼を貰うために、ジョージを救いにきた守護天使
だった。

こんな人生だったなら、世の中に生まれてこなければよかったと
嘆くジョージ。クラレンスはジョージが生まれなかった場合の幻の
世界に連れて行く。人情も道徳もない幻の世界に、ジョージには
耐えられない。元の世界に戻してくれと頼むジョージ。

再び現実の世界に戻ったジョージ。現世に戻れた嬉しさのあまり
メリー・クリスマス!と叫びながら我が家に駆け戻ると・・・。

************

クリスマスの時期に見る映画といえば、この作品。
前半はあまりにも不条理。後半の感動的なことと言ったら。
人のために善くしておけば、いつかそれは自分にも返ってくる。
どんな困難なことがあっても、人生捨てたものではない。

以前、クリスマス直前にロンドンのソーホーにある映画館で見た。
上映後には、涙と拍手と、観客一同、「メリー・クリスマス!」の声。
確かに、この映画を見終わった後には、メリー・クリスマス!と
叫びたくなる。
あー、これがキリスト教徒が祝うクリスマスなのだと実感した。

その後に作られる様々な映画作品のヒントとなっている。
『ジョー・ブラックによろしく』も、この作品を元に作られたとか。

素晴らしき哉、人生!


次回は、「い」から。


posted by zooom at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画でしりとり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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