2007年10月25日

映画でしりとり 『ミュージック・オブ・ハート』

『スリープ・ウィズ・ミー』に続き、70回目は、

『ミュージック・オブ・ハート』
Music of the Heart
監督:ウェス・クリヴン
出演:メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、エイダン・クイン
グロリア・エステファン、アイザック・スターン

****あらすじ****

夫と別居し、2人の息子を女手一つで育てることになったロベルタ
(メリル・ストリープ)。ニュージャージーの実家に戻ってきた。
専業主婦だったロベルタ。特技といえば、趣味のヴァイオリン。
ヴァイオリニストとしての夢と才能を持っていたが。夫は海軍将校。
度重なる転属のため、自分の夢を諦めていた。

高校時代の友人ブライアン(エイダン・クイン)から、特技をいかし
ヴァイオリンを教える教師の職を勧められるが。ブライアンからの
推薦を受けて訪れた先は、イーストハーレム地区にある小学校。
物騒な地域の、荒れ果てた学校。教師経験のないロベルタに校長の
ジャネト(アンジェラ・バセット)は難色を示す。しかし、ロベルタの
熱意に負け、臨時職員としてヴァイオリンクラスの臨時教員として
雇うことに。

ロベルタは自分が購入した50挺のヴァイオリンを手に、クラスへ。
しかし、現実は厳しかった。生徒達は言うことを聞かず、弓で
チャンバラをし、ヴァイオリンはギターのように指で弾いている。
初日から、大混乱だったが。ロベルタは諦めない。

いつも練習熱心な生徒ナイームが教室に来なかった。不安に思った
ロベルタ。母親(グロリア・エステファン)から、ヴァイオリンの
クラスに行ってはいけないと言われたからだ。母親に聞いてみると
「白人の音楽を習わせたくない。誰にも頼んでないのに、スラムの
子供を救おうと学校に乗り込んでくる白人教師なんて、まっぴら」
人種差別、家庭内暴力、貧困。音楽を習う心の余裕がない。
ロベルタは諦めない。生徒ひとりずつ、根強く教え続ける。
レッスンは容赦なく、厳しい。

生徒達は、次第にヴァイオリンの楽しさに没頭していく。
最初は不安そうにクラスを覗いていた校長も、満足顔。小学校内も
いい雰囲気になってきた。

ところが。家では、長男のニック(チャーリー・ホフハイマー)が
荒れていた。学校ではクラスメイトとけんかをし、家では母親に
反抗する。ヴァイオリンの練習をするように叱られたニックは
ヴァイオリンを投げ、踏みつけた。父親がいないことが原因だった。

10年後。ロベルタのヴァイオリンクラスは150人もの生徒を抱えて
いた。大人気のクラスになっていた。ところが。市の教育委員会が
突然、教育予算を削減することに。ヴァイオリンクラスは今学期
限りで打ち切られることになってしまった。

諦めないロベルタ。市に抗議しても無駄。皆の力を借りて、救済
コンサートを開こうと決意する。そこで得た資金でヴァイオリン
クラスを継続させようと考えた。

ロベルタの友人の写真家ドロテア・フォン・ハフテン(ジェイン・
リーヴス)が、彼女の夫でガルネリ弦楽四重奏団の夫アーノルド・
スタインハートがコンサートの参加してくれることになった。
アーノルドの友人でヴァイオリンの名手イツァーク・パールマンも
参加してくれるのだという。何という幸運。

コンサートまで、あと6週間。ロベルタも生徒も必死に練習を
続けるが。会場で事故が起き、コンサイートを開くことができなく
なってしまった。

そこへ。ドロテアから、思わぬ朗報が。アーノルドの友人が
アイザック・スターンに事情を話したところ、会場を手配して
くれたのだ。なんと、カーネギーホール。

そして、1993年。ロベルタと50人の生徒達がカーネギーホールで
有名ヴァイオリニスト達と共に、舞台に立った。


************

実話に基づく話。1993年にあった出来事で、『Small Wonders
ハーレムのヴァイオリン教室〜ロベルタ先生と50人の子供たちの
奇跡〜』というドキュメンタリー映画を基に作られた作品を
長編映画化したもの。有名なヴァイオリニスト達も本人役として
出演している。素敵で、ある意味、とても豪華で贅沢な作品。

諦めずに困難に立ち向かい、子供達とヴァイオリンのために自分の
信念を貫いたロベルタ先生には恐れ入る。心からヴァイオリンを
愛していたからこその、熱意。こんな先生に習うことができた
子供達は幸せだ。

ロベルタ役のメリル・ストリープの演技が上手いのは当たり前だが。
ヴァイオリンを手に、得意げに弾く生徒達の目の輝きが素晴らしい。
公演直線の楽屋で。緊張した生徒達を勇気付けるロベルタ先生。
強く握ったこぶしを胸に当て、「ヴァイオリンは、ここで弾くのよ」
途端に和らぐ生徒達の表情。そう、音楽は心で奏でることが大切。

最後は、まるで自分がカーネギーホールで観客のひとりとして
聴き入っているかのような感覚になる。大きな音で聴きたい作品。

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次回は、「と」から。


posted by zooom at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画でしりとり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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