2011年04月25日

『英国王のスピーチ』

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『英国王のスピーチ』
The King’s speech
監督:トム・フーバー
出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ
ヘレナ・ボナム=カーター、ガイ・ピアース

公式サイト:http://kingsspeech.gaga.ne.jp

****あらすじ****

英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の次男、ジョージ6世
(コリン・ファース)は幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え
人前に出ることが苦手な内気な性格で、自分に自信が持てない。
厳格な国王は、遊び人の長男のエドワード8世(ガイ・ピアース)より
ジョージ6世の方が国王にふさわしいと思っていた。様々な式典で
スピーチを命じるが、緊張すると益々酷くなるジョージ6世の吃音。
妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)に付き添われ、何人もの
言語聴覚士を訪ねて様々な治療法を試みるも、一向に改善しない。

ある日、エリザベスは言語聴覚専門のオーストラリア人ライオネル
(ジェフリー・ラッシュ)を訪ねる。診察はライオネルの診察所で
行なうという。患者が皇太子でも、同じこと。診察所では誰もが
平等だと主張し、ジョージ6世のことを家族だけが呼ぶ、嫌いな愛称
バーティーと呼び、禁煙を促す。

大音量の音楽が流れるヘッドホンをつけ、シェイクスピアを朗読し
レコードに録音するという奇妙な治療法。短気なジョージ6世には
今回も今まで同様に馬鹿げた治療に思え、足早に診療所を去った。
帰り際に、録音レコードを渡された。

ジョージ6世の吃音は相変わらず酷いものだった。毎年恒例の国王に
よるクリスマスのスピーチ。録音の後で、国王の前でスピーチ原稿を
読むように言われるのだが。またしても、大失敗。

レコードを聴きながら気分転換をしようとしたジョージ6世。
ふと、ライオネルから渡された朗読の録音レコードを聞いてみた。
驚くことに、ヘッドホンから流れる大音量のせいで聞こえなかった
自分の声は一度も詰まることなく、滑らかに朗読しているではないか。
エリザベスも驚きと喜びを隠せない。

再びライオネルの診療所を訪ねたジョージ6世。ライオネルの何とも
風変わりな治療法が始まった。まずは、体の筋肉をリラックス。

ジョージ6世の吃音は緊張からなるものだと感じたライオネル。
幼少時代に左利きやX脚を無理やり矯正され、乳母からの虐待や
厳しい国王の父などのトラウマが精神的ストレスとなり、吃音に
なったと見抜いた。国民から信頼される国王になる素質があるのに
自信だけが足りないジョージ6世の背中を押そうとするのだが。
ジョージ6世を怒らせてしまった。治療は、中止。

1936年、ジョージ5世が亡くなり、長男のエドワード8世が即位した。
離婚暦のあるアメリカ人のウォリス・シンプソン夫人と交際していた
エドワード8世。英国国教会の長でもある国王が離婚暦のある女性と
結婚など許されるはずがない。王位か恋かの選択を迫られた。
恋を選び、王位を捨てたエドワード8世。ということは、次の国王は
弟のジョージ6世。避けようとしていた事態が、本当にやってきた。

王位継承評議会のスピーチでも、大失敗。そこで、仲違いしていた
ライオネルの助けを再び借り、戴冠式のスピーチは成功に終わる。
しかし、これからが大変。時代は折りしも、ヒトラー率いるナチス
ドイツが台頭し、英国も参戦せざるを得ない状況。しかも、首相は
戴冠式の前に辞職してしまう。

ナチスドイツとの開戦直前。不安な情勢に揺れる国民は王の言葉を
待ち望んでいた。王は国民の団結心を高めるスピーチをしなければ。
9分にも及ぶ長いスピーチ。録音室には、ライオネルと二人だけ。
「私に話しかけるようにスピーチすればいい」というライオネル。
ジョージ6世の必死のスピーチは、果たして国民の心を掴むことが
できるのだろうか・・・。

************

続編というよりも、この続きが見たくなる映画だった。

ジョージ6世役のコリン・ファースも、ライオネル役のジェフリー・
ラッシュも、妻エリザベス役のヘレナ・ボナム=カーターも誰もが
いい演技。特に、ヘレナ・ボナム=カーターは佇まいもエリザベス
皇太后によく似ている。上流階級出身ならではの物腰だろう。

おそらく、男性には分からないかもしれないが。一見、地味目な
コリン・ファースには不思議な魅力がある。ものすごく好きでは
ないかもしれないが、かなり好きな俳優だと思う女性は多いはず。
映画を見終わると、とっても素敵な男性に見えてしまうのだ。
抑え気味の演技が何とも言えない。

映画館を出た時に、後ろから聞こえてきた言葉に同感。
「日本の首相も、あんな統率力のあるスピーチできないもんかねぇ」

posted by zooom at 23:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2011-04-30 15:03