今日は息子のバス登園の初日だった。義母も一緒に幼稚園バスの
バス停まで一緒に来た。生憎の雨だったが、昨日の入園式が雨では
なくてよかった。
息子と同じクラスの女の子も同じバス停から通う。ママに抱っこされ
泣いていた。昨日の入園式でも泣いていたとのこと。
園バスが着くと、息子は神妙な顔に。繋いでいた手を放すと、少し
不安な顔に。先生に手を引かれ、何度も後ろを振り返りながら
園バスに乗り込んだ。いつもお気に入りのバスの座席に腰掛けたら
先生にもっと後ろに座るように即され、すぐ後ろの窓際の席に移った。
固まった表情で外も見ずに座っていた息子を乗せ、園バスは出発。
息子が幼稚園にいる間、義母とお茶をしながら何度も何度も時計を
見てしまう。独りでいたら、そわそわしていたことだろう。義母が
いてくれて、よかった。
息子の通う幼稚園のバスは1台で3コースあり、待ち時間が長い。
最長で1時間半待つことになる。今月は2番バスだった。降園時間は
11:10なのだが、園バス停に着いたのは12:00過ぎ。後で担任の
先生から電話が来るとの伝言つき。何か、しでかしたのだろうか。
幼稚園での様子を息子に尋ねたかったが、それはタブー。我慢して
息子から話してくれるのを待った。落ち込んだ様子もなく、機嫌が
いいので、まずまずだったようだ。
「バスにのるときに、ないていた、△△△ちゃん、〇〇〇のとなりに
すわって、てをつないであげたら、なきやんだよ」
「ばすのせんせいはね、かつ・・・、あれっ、なまえ、わすれちゃった」
昨日の先生紹介の時に名前を覚えたのかと感心したら、違った。
「あのね、せんせいの、むねのところに、なまえ、かいてあったの」
入園前までに平仮名をマスターさせておいてよかった。
半日保育の間はおやつが出るのだが、食物アレルギーのある息子は
食べられない物も多そうなので、先生と相談して持参させること。
今日はサツマイモとカボチャのマッシュにココナッツミルクを混ぜた
クリームに米粉を加え、小さな小さなパンケーキを焼いて持たせた。
そのまま持って帰ってきたが、帰宅するなり、パクパク。
「おやつ、たべなかったの。みんなとちがうし。みんながほしがって
あげたくても、たりないと、こまるし・・・」
「みんな、すいとう、もってきてた。〇〇〇も、ねこちゃんのほしい!」
先生からの電話で、息子はじっと周りの様子を観察したまま大人しく
座っていたとのこと。思っていた通りの反応だった。おやつの入った
タッパーを何度も開けようとしたが、皆と違うのが嫌なのか、頑なに
拒否したらしい。明日からは暫らく、手作りのおやつではなく市販の
お煎餅などを持たせることにした。
午前保育はおやつだけで飲み物が出ないので、水分補給に水筒を
持参してもいいとのこと。早速、水筒を買いに出掛けた。
「すいとうは、ねこちゃんのがいい!」と言い張る息子。
ねこちゃんとは何の事なのだろうかと思ったら、キティちゃんだった。
そういえば、同じ園バス停の△△△ちゃんがキティちゃんの水筒を
持ってきていた。
大好きな機関車トーマスも、新幹線700系も、ドクターイエローも
嫌だという息子。絶対にキティちゃんがいいと譲らない。困った。
水筒は小学校でも使うだろう。ピンク色のキティちゃんが絶対にダメ
とは思わないが、きっとそのうち飽きて嫌がるはず。
義母の提案で、無難な柄の水筒にキティちゃんのシールを貼ろうと
いうことで息子も納得し、落ち着いた。
何とか無事に乗り切った、息子の登園初日。明日は広い園庭で
思い切り遊んで帰ってくるだろう。