2007年12月20日

映画でしりとり 『ギャング・オブ・ニューヨーク』

『運動靴と赤い金魚』に続き、75回目は、

『ギャング・オブ・ニューヨーク』
Gangs of New York
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ダニエル・デイ=ルイス、レオナルド・ディカプリオ
キャメロン・ディアス、ジム・ブロードベント、リーアム・ニーソン

****あらすじ****

19世紀初頭。アイルランドで大飢饉に見舞われた。故郷を後にし
未知なる夢と希望を抱き、アメリカにやって来るアイルランド人が
後を絶たなかった。彼らが住んでいたのは、マンハッタン島の南
ニューヨーク界隈。貧民街ファイブ・ポインツを牛耳っていたのは
アメリカ生まれの住人が組織するギャング団、ネイティブズ。
リーダーは肉屋のビル・ザ・ブッチャー(ダニエル・デイ=ルイス)。
ネイティブズの多くは、プロテスタント。
これに対抗するため、アイルランド系の移民が立ち上げた組織が
デッド・ラビッツ。リーダーはヴァロン神父。デッド・ラビッツの
メンバーはカソリック。

1946年。ファイブ・ポインツの利権を賭け、デッド・ラビッツと
ネイティブズの間で大きな抗争が。壮絶な戦いが繰り広げられた。
ヴァロン神父がネイティブズのリーダー、ビルに殺された。
目の前で敵に父親を殺されたヴァロン神父の息子アムステルダム
(レオナルド・ディカプリオ)は少年院へ。ビルへの復讐を誓い
ながら、少年院で16年の歳月が過ぎた。

刑期を追え、帰ってきたアムステルダム。ファイブ・ポインツは
ネイティブズに仕切られていた。デッド・ラビッツは既に壊滅状態。
ネイティブズと結託した悪徳政治家が消防団や警察を私有化し
腐敗政治を行っていた。父親の敵を果たすため、アムステルダムは
素性を隠し、ビルが率いるネイティブズの組織に潜り込む。
アムステルダムは持ち前の度胸で頭角を現し、ビルに一目置かれる
存在に。ビルはアムステルダムを自分の息子のように可愛がる。

町でスリに遭ったアムステルダム。しかも、スリは美しい女性。
アムステルダムは、女スリ師ジェニー(キャメロン・ディアス)に
運命的なものを感じたが。ジェニーは、ビルの元情婦だった。
今も関係がある二人。ジェニーに手を出すわけにはいかないが。
許されない恋に落ちたアムステルダムとジェニー。

アムステルダムの正体がビルにバレてしまった。裏切り者の汚名を
着せられ、拷問にかけられた末、ネイティブズを追放された。
ジェニーに介抱されたアムステルダムは、復讐の機会を狙うが。
やがて、南北戦争の時代へ。

ジェニーの反対を押し切り、アムステルダムは新生デッド・ラビッツを
結成したアムステルダム。ファイブ・ポインツを賭けての戦いが。

************

ニューヨークが、今のNYになる前の話。重苦しい展開の作品。
アメリカ史を少しだけでも頭に入れておいてから見ると、いい。
1845年にアイルランドで大飢饉が発生。
1861年に南北戦争が勃発。

争いごとは、いつも、宗教の違いが発端となっている。
WASPと呼ばれる、プロテスタントのアングロサクソン系白人と
アイルランド系の移民。血で血を洗う争いが耐えない日々。
ギャングのボスと、亡き父のため復讐に燃える青年。
混沌とした時代の中で。どこか似ている、敵対する二人。
生まれた時代が違ったならば。よきライバルとなっていただろう。

ダニエル・デイ=ルイスの演技が素晴らしい。この作品の主役は
ディカプリオではなく、ダニエル・デイ=ルイスだ。圧倒的な
存在感で、他の出演者の存在が薄らいで見える。

衣装も素敵だった。トップハットにロングコート姿の、ダニエル・
デイ=ルイスのカッコいいこと。キャメロン・ディアスのドレスも
色合いやデザインが素敵だった。

B00006RYMZ



次回は、「く」から。


posted by zooom at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画でしりとり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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