2007年10月22日

『グッド・シェパード』

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『グッド・シェパード』
The Good Shepherd
監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー
アレック・ボールドウィン、タミー・ブランチャード
ビリー・クラダップ、マイケル・ガンボン、ロバート・デ・ニーロ
ウィリアム・ハート、ジョン・タトゥーロ

公式サイト:http://www.goodshepherd.jp

****あらすじ****

1961年。キューバのカストロ政権の転覆を図るため、アメリカの
支援を受けた亡命キューバ人の部隊が、ビック湾に上陸した。
だが、作戦は失敗。CIA内部からキューバ側に情報が漏れていた。
作戦の指揮を取ったCIA諜報員エドワード・ウィルソン(マット・
デイモン)は窮地に追い込まれる。

その数日後。エドワードの元へ、写真とテープが届いた。
テープに録音されていたのは、男女の会話。「私といれば安全よ」
写っているのは内通者なのか。エドワードは部下のレイ・ブッコ
(ジョン・タトゥーロ)にテープと写真の分析を依頼した。

時は1939年にさかのぼる。イエール大学で学んでいたエドワード。
大学内のエリートから構成される秘密結社スカル&ボーンズからの
誘いが。歴代の大統領や政界の大物を輩出してきた由緒ある組織。
メンバーになるためには、自分の秘密を告白しなければならない。

エドワードの秘密は、14年前の子供の頃の出来事。事故死とされて
いた海軍高官の父(ティモシー・ハットン)の死。実は拳銃自殺
だった。知っているのは、第一発見者となったエドワードのみ。
とっさに隠した父の遺書。未だに封を開けていない。

卒論のためにフレデリック教授(マイケル・ガンボン)の授業を
受けるエドワード。フレデリック教授はエドワードに親密に接する。
FBI捜査官のサム・ミュラッハ(アレック・ボールドウィン)から
親独派のフレデリック教授の身辺を探るよう頼まれたエドワード。
教授の交友関係を密告し、教授は大学側から解雇されてしまった。

図書館で出会った、耳の不自由なローラ(タミー・ブランチャード)と
交際を始めたエドワード。その頃、英国がドイツに対し宣戦布告。
第二次世界大戦が始まった。束の間の幸せなひと時を過ごす。

ディア島で開かれたスカル&ボーンの集会に出席したエドワード。
大学の仲間で、ラッセル議員の息子ジョンから妹のクローバー
(アンジェリーナ・ジョリー)を紹介された。クローバーから誘われ
気を許してしまったエドワード。ローラという恋人がいるのに。

先輩フィリップ・アレン(ウィリアム・ハート)の紹介で、サリヴァン
将軍(ロバート・デ・ニーロ)と対面。戦時中の対外諜報活動に
参加する意志はあるかと、戦略事務局(OSS)への誘いを受けた。

クローバーが妊娠してしまった。たった一度の出来事だったが。
責任を取り、クローバーと結婚することになったエドワード。
結婚式当日。サリヴァン将軍からの伝言が。国を守る気があれば
ロンドンでの任務について欲しいと。OSSの一員として、その日の
うちにロンドンへ発ったエドワード。

ロンドンでは英国の諜報機関で訓練を受けた。そこには、大学の
恩師フレデリック教授が。スパイの手本とされた人物アーチ・
カミングス(ビリー・クラダップ)と共に仕事をするように。
重要な情報を知りすぎていたフレデリック教授はカミングスに
抹殺されてしまう。自分のしている仕事の恐ろしさを再確認した
エドワード。しかし。もう、後戻りはできない。

1946年。戦争が終わり、久しぶりに家族の元へ戻ったエドワード。
息子エドワード・ジュニアと初めて対面した。幸せな家庭を築こうと
決心したエドワードだったが。またしても、新たな任務が。
ロシアとの冷戦時代。OSSの流れを汲んで、CIAが設立された。
諜報員として働き始めたエドワードは仕事に没頭。家族との溝は
深まる一方。

そして。成長した息子は、エドワードと同じ道を歩んでいた。
スカル&ボーンズのメンバーになり、CIAの一員として働き始める。

************

3時間の上映時間が非常に長く感じた。人間不信になりそうな作品。

Good shepherdとは、善き羊飼いを意味する。
CIAという神に仕える、カソリック教徒のエドワード。

CIA創設時からキューバ危機までの話だが。守るべきものがある
父親と、息子の物語。自国と息子。どちらを優先するべきか。
普通の父親なら、即答できるはず。CIAの諜報員には究極の選択。

エドワードの父が自殺を図る前に幼いエドワードに遺した言葉。
「親友を信用しなさい。騙せば、親友ではなくなる」
父の遺言を守ってか。エドワードには仲間はいても親友はいない。
恋人ローラから、「どうして私を友達に紹介してくれないの?
耳が聞こえない彼女がいるのは恥ずかしいから?」と訊かれても。
紹介する友達がいなかった。孤独な人生はスパイに向いている。

マット・デイモンの演技が硬すぎる。セリフのないシーンでは
感情を露にしないというよりは。ただ、普通に黙っているように
しか見えず、演技に深みがない。せっかくのクローズアップが
生きていない。主役は別の俳優を使った方が良かったように思う。

ケネディ大統領暗殺に関わったとされるCIA。
おそらく、続編ができるのでは。多分、見に行かないと思う。


posted by zooom at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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