2007年09月18日

『インランド・エンパイア』

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『インダンド・エンパイア』
Inland Empire
監督:デヴィッド・リンチ
出演:ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ジャスティン・セロー
カロリーナ・グルシカ、ハリー・ディーン・スタントン
ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング

公式サイト:http://www.inlandempire.jp

****あらすじ****

ニッキー・グレース(ローラ・ダーン)は女優。かつての勢いはない。
夫で町の実力者ピオトルケ・クロール(ピーター・J・ルーカス)と
豪邸に暮らしている。
キングスリー・スチュワート監督(ジェレミー・アイアンズ)から
『暗い明日の空の上で』の主演に抜擢された。起死回生を狙いたい。
ある日、近くに住む訪問者から不気味な予言を聞き、追い返す。

スチュワート監督は、フレディー・ハワード(ハリー・ディーン・
スタントン)を雇い、ニッキーとデヴォン(ジャスティン・セロー)を
主演に『暗い明日の空の上で』をクランクアップするが。
この映画は、いわくつきの作品だった。ジプシーの民話を基にした
ポーランド映画『47』のリメイクで、主演の二人が撮影中に殺され
未完のままだった。気味が悪いが。成功させればいい。

スーザン役を演じるニッキーと、ビリー役を演じるデヴォン。
映画の展開とリンクするように、プライヴェートでも不倫をする。
それに気付いた夫。セリフに書かれたシーンと同じだ。
演じた場面が現実として現れる。過去が未来に。未来が過去に。
ニッキーは現実と映画の区別が付かなくなっていく。
ビリーの妻ドリス(ジュリア・オーモンド)を見て、混乱する始末。

妊娠したスーザン。ファントムというあだ名の夫(クシシュトフ・
マイシャク)はなぜか喜ばない。父親になる資格がないと言う。

50年代風の部屋にたたずむ3人のウサギ人間と、観客の笑い声。
公開放送のテレビ番組のようだ。

すべての画面を見て、涙を流しているロスト・ガール(カロリーナ・グルシュカ)。ホテルの一室にいる。

アパートの一室で。目の周りと口元に殴り傷を負ったスーザンが
眼鏡をかけている男に話をしている。夫が暴力をふるったと。
バルト地域の巡回サーカス団と一緒に東欧へ行ったとも。

やがて、撮影は終わったのだが・・・。

************

デヴィッド・リンチ監督作品は、解釈が難しい。摩訶不思議。
理解しようと思わずに見た方がいいのかもしれない。
不吉な予言を残す訪問者が告げた、「行動は必ず結果をもたらす」
この作品の場合、行動を起こす前に既に結果がもたらされている。
どれが現実で、どれが劇中劇なのか。見ている側も混乱する。

あまりにも解らなかったので。睡魔にも襲われ、つらかった。
BECKの楽曲のお陰で、急に眠気が去っていったが。また睡魔に。
裕木奈江の英語とセリフで、目が覚めた。

おそらく、私が眠気に襲われた理由は、もうひとつ。
撮影はフィルムではなく、デジタルビデオカメラを使用している。
クローズアップでは、画質の荒さが目立ってしまう。
ロングショットでは、被写体が何なのか判別不明なほど。
デジタルでは、どうしても被写体と背景の境目が不自然に映る。
リンチ監督はわざと狙っているのかもしれないが。
やはり、映画はフィルムで撮影した作品の方が好きだ。

ナオミ・ワッツが出演しているはずなのだが。姿が見えない。
アイロンをかけているウサギ人間がナオミ・ワッツだったとは。
声だけで区別するのは難しい。エンディングにワンシーン出ていた
ローラ・エレナ・ハリングも新聞を読むウサギ人間役で出ていた。
ウサギ人間のシーンはセリフがゆっくりで、あまりにも棒読み。
TOEICのリスニングテストかと思ってしまった。


posted by zooom at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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